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AGA(男性型脱毛症)治療におけるトラブル事例とその解決策
あるカツラメーカーによる調査によると、AGA(男性型脱毛症)に悩む男性は現在1295万人と言われています。
現在日本の人口が1億2730万人のうち成人男性は5069万人ですから、実に5人に1人が薄毛で悩んでいることになります。薄毛人口が多ければ薄毛に関わる産業も多くなりますね。育毛剤、育毛サロン、かつら、AGAオンラインクリニックなど多岐にわたります。関わる産業が多くなればそれにかかわるトラブルもつきものです。
ここではAGA(男性型脱毛症)治療にまつわるトラブルを集めましたので参考にしてください。
強引な勧誘
30歳のAさんは、2年前にカツラメーカー・X社の毛髪診断を受けた。壮年型の薄毛だといい、施術を受け続ければ抜け毛は減って毛髪が増えるサイクルになると説明され、信じて施術を受け続けた。1年分の施術代料金、数カ月分のシャンプーやトリートメント、育毛剤などの購入代で合計100万円を超えていたが、ローン契約をその場で結んで入会した。
半年ほどたった頃、個室で状況説明があり、改善の兆しが見られないので、X社で開発した頭皮マッサージ器を購入して使うようにと促された。その機材は50万円以上すると聞き、Aさんは断ったが
「これを購入しなければ、今後薄毛状況が改善しなくても責任持ちません」
「これを毎日使い続ければ、必ず改善します」
などと数時間にわたり説得された結果、Aさんは追加ローン契約を結んで購入した。しかし、数日たち冷静に考慮したB氏は、このマッサージ器を返品したいとX社に連絡を入れたが、「担当者は、長時間拘束して購入を無理に勧めたりはしていないと言っている。あなたが自発的に買ったものだから、返品は受け付けない」と拒否された。それでもAさんが返品を迫ると、
「事実確認をして折り返し電話をする」
と言われたが、何日も連絡が来なかったためAさんが電話をかけると、クーリングオフ期間を過ぎたので返品はできないと言われ、この一件はうやむやにされた。
X社に対して不信感を持ちつつも、Aさんは前払い済みの施術は受け続けるべくクリニックに通ったが薄毛は改善せず、1年が過ぎる頃、カウンセラーのB氏から増毛かカツラを着けないかと勧められるようになった。カツラに抵抗があったAさんは拒否したが、
「直射日光を防ぐ効果がある」
「増毛やカツラによって頭皮を乾燥から防ぎ、発毛効果も上がる」
などと説明を受け、数千本の増毛を試してみることにした。増毛は自毛に数本の人工毛を結びつけるタイプで、自毛が伸びてきたときには、それを根元まで下げることができるとの説明を受けていたが、数カ月後にさらに増毛を勧められた際、今ある人工毛を根元まで下げるように頼んだところ、
「一度結びつけたら動かせない」
と、当初と異なる説明があった。
「事前にC氏からは、そう説明を受けた」
と抗議したAさんだが、当のC氏はすでに退社しており、事実確認が取れないなどとしてAさんの主張にはほとんど耳を傾けられなかった。しかし、一度増毛を始めたAさんは、なかなかやめる決意ができず、毎回数千本ずつ増毛を続けている。ちなみに、現在AさんがX社で組んでいるローン残高は200万円を超えているという。
クーリングオフについては国民生活センターのHPに詳しく書いてあります。
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カウンセラーから勧められるままに治療を決定したが、医師から十分な説明がなかった
インターネットで薄毛治療を検索し、毛髪再生医療を行うクリニックを予約した。当日、問診票を記入後、別室で医師ではない担当者からカウンセリングを受けた。担当者は頭部をみて
「月1回のペースで全6回注射する。後頭部も薄毛になりつつあるので治療面積が一番広いコースがよい。サプリメントや内服薬、頭皮用スプレーを併用しないと1年後に元に戻るかもしれない」
などと言うので、勧められた1年分のサプリメント等と、治療費を合わせた約160万円のコースを申し込むことになった。その後、医師の診察になったところ、頭皮をみられ
「4回目くらいでよくなる。整髪料は使わないように」
と言われただけで治療内容やリスクの説明はないまま、頭皮約30カ所に注射をして施術が終わった。術後は頭皮の出血、腫れがひどかった。医師から施術やサプリメントについて十分な説明がなかったことなどに疑問を抱き、解約を申し出ると、
「解約には応じるが、サプリメント等は返品できない。解約してもサプリメント等の代金60万円と1回分の施術代金15万円の75万円を支払ってもらう」
と言われた。納得できない。
いずれの例も、薄毛男性の悩みに付け込んだ商売といえますね。なかなか強く言い出せない心理を巧妙について高額商品を売りつけています。
契約して8日以内であればクーリングオフができますので毅然とした態度で臨みましょう。
クーリングオフについては国民生活センターのHPに詳しく書いてあります。
まとめ
いかがですか?いずれの例も早めに国民生活センターに相談すれば大事なお金を失うことにはなりませんでした。「おかしいな?」と疑問に思ったら躊躇せず国民生活センターに相談することをお勧めします。
私がお世話になっているeLife for AGAさんでは無理な勧誘も無駄なサプリメントを勧められることはありませんので安心して診療を受けられますよ。