緊急警告灯!セリカさんのオルタネーターが逝ったかもしれない【前編:診断・ドナー手配編】

MITOKICHI WORKS
スポンサーリンク

ゴールデンウィークのある日のことでした。

出先から帰る途中、それは突然現れました。

エンジンチェックランプ。バッテリーチェックランプ。ブレーキランプ切れ警告灯。そして何故かターボランプまでつきっぱなしになっている。

トヨタセリカST165のメーターパネル。エンジンチェックランプ・バッテリー警告灯・ターボランプが同時点灯している状態。走行中に突然発生したオルタネーター不具合の症状。
突然の警告灯祭り。エンジン・バッテリー・テールランプ切れ警告灯・ターボランプが同時点灯。「うお!何事だ!」

「うお!何事だ!」

突然の警告灯祭りに焦りましたが、幸い家までは数キロの距離。止まることなくなんとか帰宅できました。セリカさん、よく帰ってきてくれた。


緊急診断:セリカ界隈の先輩方に相談

帰宅後すぐにセリカ界隈の先輩方に状況を説明すると、「オルタ逝ったかも」との見立て。オルタネーター、つまり発電機の不具合が疑われます。

まずは自分で電圧を確認します。ラジコンにハマっていた時代に買ったタミヤのテスターを引っ張り出してバッテリー端子電圧を測定。エアコンとライトをつけた状態でも13Vは下回らない。エンジンの回転数を上げると14Vを超える。

TAMIYA PLASTIC MODEL CO.製のデジタルマルチメーター。セリカST165のバッテリー端子電圧測定に使用。
ラジコン時代から愛用のタミヤのテスター。まさかセリカさんの診断に使う日が来るとは。

数値だけ見ると極端に悪くはない。しかし警告灯は消えない。原因究明が必要です。


石川指導医による診断プロトコル

主治医の石川指導医に連絡し、状況を報告します。指導医からは段階的な確認手順を指示していただきました。

①ヒューズの点検

まずはバッテリー横のヒューズボックスでAM1・AM2・ALT100を点検。ALT100は引き抜けないため窓から目視で確認します。

トヨタセリカST165のバッテリー横ヒューズボックス。30A・40A・100Aの大型ヒューズが並ぶ。オルタネーター警告灯診断時の点検箇所。
バッテリー横のヒューズボックス。AM1・AM2・ALT100を点検。ALT100は引き抜けないので目視確認。

続いて運転席足元のエンジンヒューズ(10A)とチャージヒューズ(7.5A)も確認。

いずれも切れてはいませんでした。

トヨタセリカST165の運転席足元に設置されたヒューズボックス。エンジンヒューズ・チャージヒューズの点検箇所。
運転席足元のヒューズボックス。エンジンヒューズ(10A)・チャージ(7.5A)を点検。

エンジンヒューズは念のため抜き差ししてみましたが、警告灯は消えません。

②オルタネーターのナットとボデーアースの確認

次にオルタネーター本体のナットと、オルタネーター近くのボデーアースの接触不良を確認します。目視する限り、緩んでいる様子はありません。

画像4:オルタネーター端子・コネクター部分 ファイル名:st165-alternator-connector-terminal-check.jpg キャプション:オルタネーター本体のナットとコネクターを確認。目視する限り緩みはなし。 代替テキスト:トヨタセリカST165のオルタネーター端子とコネクター部分。接触不良・緩みの確認作業中の様子。

「こういう謎故障はアース不良が原因の場合が多いです」との指導医のコメント。エンジンルーム内6か所のアースポイントを教えていただきました。

しかしすでに日が暮れていたため、この日の作業はここまで。接点復活剤と年代物のヒューズを全交換するためにヒューズセットをAmazonで注文し、不安を抱えながら眠りにつきました。


翌日:手を尽くす

Amazonからヒューズセットと接点復活剤が届きました。まずはヒューズの全交換から始めます。

JORESTブランドの自動車用ヒューズセット60本入り。2A〜40Aの各種サイズが揃う標準サイズ。ST165セリカのヒューズ全交換に使用。
Amazonで調達したJORESTのヒューズセット60本入り。39年分の黒ずみを一掃します。

Amazonで調達したJORESTのヒューズセット60本入り。39年分の黒ずみを一掃します。

ヒューズ全交換

当然切れてはいないものの、抜き取ったヒューズの接点は結構黒ずんでいます。これでは電気もスムーズに流れないわけだ。バッテリー横のヒューズボックスと運転席足元のヒューズボックス、すべてのヒューズを抜き、ヒューズ端子側に接点復活剤を塗布してから新たなヒューズを取り付けていきます。

ヒューズボックスに接点復活剤を塗布してから新しいヒューズに交換。きれいに並んだヒューズが気持ちいい。
接点復活剤を塗布します

きれいに並んだ新しいヒューズを見ると気持ちがいい。

祈りながらエンジンを始動します。

……やはり警告灯はついたままです。

アースポイント6か所の研磨

ST165のアースポイント

続いてアースポイントの確認。教えていただいた6か所それぞれのボルトを外し、端子にペーパーをあてて黒ずみを落とします。タップには接点復活剤を塗布。金ピカになった端子が見えなくなるのは残念ですが、再び組み付けます。

エンジン始動。

……警告灯、消えません。

現時点でやれることはなくなりました。


診断確定:新しい臓器の手配

再び石川指導医に連絡します。ヒューズ交換もアース研磨も効果がなかったことを報告。まだやれることはありそうですがオルタネーターの移植を決意しました

指導医に新しい臓器——リビルト品のオルタネーター——を送ってもらうよう依頼しました。ドナー手配完了です。


ドナーを待つ間も、セリカさんは現役

セカンドカーも足車も持たない身です。ドナーが届くまでの間も、通勤にセリカさんを使い続けます。

するとある朝、エンジンを始動すると警告灯が消えていました。

「あれ?治っちゃった?」

これまでのヒューズ交換とアースポイント清掃が効いたのかと思い一安心。しかしよく見ると、ターボランプだけがうっすら点灯している気がする。しかもウインカーに連動して微点滅もしているようだ。やはりどこかでリークしているのかもしれない。

嫌な予感は的中しました。2日後、再び警告灯が点灯。やはり移植手術は避けられないようです。


ドナー到着

オルタネーター発注から数日後、佐川急便からドナーが到着しました。受け取った小箱はずっしりと重い。

DAIKOサービスのリビルト自動車部品の梱包箱。ST165セリカ用リビルトオルタネーターが入った佐川急便の配送物。
佐川急便で届いたずっしり重い小箱。DAIKO SERVICE REBUILT AUTO PARTSの文字が頼もしい。

ドナーを傷つけないよう慎重に開梱すると、新品同様に再生されたリビルトオルタネーターが出てきました。コイツを移植することで完治することを祈るしかない。


DAIKOサービスのリビルトオルタネーター本体。トヨタセリカST165(3S-GTE)用。新品同様に再生されたリビルト品。
新品同様に再生されたリビルトオルタネーター。ピカピカで頼もしい。コイツを移植することで完治することを祈るしかない。

手術前の準備:石川指導医に執刀器具を確認

手術前に必要な執刀器具(工具)を石川指導医に確認しました。

「下側のボルトが外しにくいのでラチェットに12ミリのソケットと少し延長バーかなぁ。周りの物を色々外した方が楽です。オルタ冷却ダクトとか冷却水のリザーブタンクとか。」

前回のクラッチマスターシリンダーと違い、オルタネーターは見えているのでそんなに難しい手術ではないはず。しかし初めての手術に変わりはないので、できる準備はしておくに越したことはありません。

可能な限りみんカラやCarviewで情報収集しましたが、皆さん慣れているようで細かな解説があまりない。前回同様、石川指導医と助手にサポートしてもらいながら手術するしかない。

次回いよいよ手術開始。セリカさんは完治するのか——


中編へ続く:リビルトオルタネーターを手に、いよいよ交換作業へ。果たして警告灯は消えるのか——

コメント

タイトルとURLをコピーしました